SICF16 グランプリアーティスト展
神楽岡久美『光を摘む』
会期: 2015年10 月 2 日(金)-10 月 8 日(木)
会場: ショウケース(スパイラル1F)
主催: 株式会社ワコールアートセンター
企画制作: スパイラル
見る者と作品が呼応する無数の光の粒
『光を摘む』(2015)
2015年5月に開催した「SICF16」に於いて参加 100 組のクリエーターの中からグランプリに選ばれた、神楽岡久美による個展『光を摘む』を開催しました。
シリーズ作品『光を摘む』は、小さな鏡による光の粒の集合体に、鑑賞者が点描画のように映し出され、見る者と作品が呼応する様がとても印象的な作品です。作品自体が「アートを生み出す装置になる」という視点や、「光を捉える」という明快なコンセプトと、コンセプトに対する緻密な裏付けの提示が評価され、「SICF16」でグランプリを受賞しました。
今回の個展では、グランプリを受賞した『光を摘む』の作品規模を拡大させ、周囲の環境を取り込みながらよりダイナミックに、空間インスタレーションを展開しました。
撮影:表恒匡
プロフィール
神楽岡久美
【略歴】
2012 武蔵野美術大学大学院 造形研究科 デザイン専攻 空間演出デザインコース 修了
2012-2014 玩具企画デザイン会社にて、玩具・雑貨の商品企画、開発、デザイン、展示空間ディレクターをつとめる。
2015 [BankART Artist in Residence 2015]BankART1929にて制作・活動が決定。
【主な受賞歴】
2008 「装苑」第83回装苑賞 入選
2012 武蔵野美術大学大学院 修了制作優秀賞 受賞
2015 SICF16 グランプリ 受賞
【主な活動】
2007 「” r u shinbi ?! ”」グループ展 (アートギャラリー&ショップ キアン/東京)
2009 津村耕佑氏キュレーション「DREAM CONSCIOUS かたちになりかけた夢」
(YUKA CONTEMPORARY/東京)
2010 六本木アートナイト「津村耕佑による星空傘」にて星空傘制作 作品提供
2010 WINTER MARKET TOKYO CET AREA COLLECTION -HOME PARTY- 作品提供
2010 グループ作品展示(十和田現代美術館/青森)
2011 「sakiori-bu企画 裂織ワークショップ」企画(十和田現代美術館/青森)
2015 SICF16 出展(スパイラルホール/東京)
2015 「光の記憶・世界の記録」 BankART Artist in Residence OPEN STUDIO 2015 制作・展示
(BankART1929/横浜)